行政書士と司法書士の共通点は独立開業型

行政書士と司法書士は、取り扱う仕事の分野は違っても共通する部分があります。
それは「独立開業型」の資格だということです。

つまり、企業に就職して仕事をするのではなく、自分で事務所を立ち上げて仕事をしていきます。
ただし、独立開業といってもそれぞれの性質が若干異なります。

例えば、司法書士なら地方では個人で開業している方が多いのですが、都心部になると司法書士事務所に就職するケースが多くなります。

一方、行政書士は地方や都心に限らず完全に独立開業する方が多いのです。
もちろん行政書士事務所に就職するケースもありますが、司法書士から見れば割合は少なくなります。

このような背景にあるのは、仕事の特性に関係してくると考えられます。

行政書士は司法書士より顧客が獲得しやすい

司法書士の場合は、地方ではそれほど競合が多いわけではないので、地元に根付いて仕事をすることができ、個人で開業しても十分顧客を獲得することが出来ます。

しかし、都心の場合だと競合も多く、顧客獲得が難しい仕事なので、ノウハウがない中で開業してもやっていくことが難しくなるのです。

都心に住んでいる方ならわかると思いますが、電車の中で司法書士事務所の交通広告を見ることがあると思います。
それだけ、顧客の奪い合いが激しいのです。

ですから、多くの顧客を抱えている事務所に就職せざるを得なくなります。
それに比べ、行政書士は取り扱える分野が広く、司法書士に比べ顧客を獲得しやすい仕事です。

そのため、わざわざ事務所に就職しなくても個人で開業して十分にやっていけますし、その方が収入は断然高くなります。

もちろん、就職という選択肢が少ないので、大きく稼げる可能性は高くなりますが、その逆に食べていくだけの収入を稼げない可能性だって出てきます。

同じ独立開業型でも違いはある

同じ、独立開業型の資格でもこのような違いがあるのです。
だとしても、やはりどちらの資格も最終的には独立していくことを前提としている資格です。

独立するのが自信がない方は、行政書士や司法書士はオススメできません。

特に行政書士はなお更です。
行政書士も司法書士も就職しやすいから資格を取りたいというようなレベルのものではありません。

どんな状況になっても一人で生きていくだけの力をつけることができる資格だと理解してほしいと思います。

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