資格があれば簡単に就職できる?
私のように、司法書士事務所などで働きながら資格を目指す人、資格を取ってすぐ独立するのではなく、司法書士事務所や行政書士事務所で働いて実力をつけたい、と考えている人も多いですよね。
では、就職するとしたら司法書士事務所と行政書士事務所、どちらが良いでしょうか。
もちろん、司法書士を目指すなら司法書士事務所で修業し、行政書士になりたいなら行政書士事務所で修業するに越したことはないです。
どちらのほうが就職しやすいかということを考えてみたいと思います。
法人事務所の数
行政書士と司法書士、法人の数を比較してみます。
・行政書士法人 755(2020年10月1日現在)
・司法書士法人 808(2021年1月5現在)
上記の数字を見てください
法人でなく、個人でも資格者を雇うことは出来ますが、実際にはなかなか難しいので法人の数に着目しました。
行政書士法人は全国で755。
司法書士法人とあまり変わりありません。
数を見る限り、就職するなら行政書士事務所も司法書士事務所も、あまり変わりがないと思います。
自分の目的を明確にする
ただ、司法書士や行政書士を目指す人は、定年までどこかの事務所に勤めたいと思っているわけではないでしょう。
いずれは、独立を目指しているのではないかと思います。
独立のための修行と割り切るなら、どんなにお給料が低くても実力を磨ける事務所で短期間働くという考え方もあると思います。
目的をはっきりしないと、司法書士か行政書士か、そしてどんな事務所に就職したいのかも決められないかもしれませんね。
まずは、自分の目的をはっきりさせましょう。