“イメージ”をとるか、“実現性”をとるか

資格取得を目指す方の中には、「せっかく頑張るのなら少しでも難易度の高い資格を」と意気込まれている方もいらっしゃると思います。

行政書士と司法書士を比較したとき、一般的な認識としてはやはり“司法書士の方が上”といったイメージがありますから、本音では「行政書士と司法書士、どちらでも良いかな」と思っていても、「現状、何となく司法書士へのチャレンジに傾いている」といったケースもあるかもしれませんね。

しかしながら、現実的に「資格に合格できるのか」といった問題もあります。

すでにお話しした通り、司法書士試験は数ある士業の中でも超難関の部類に入る難しい試験。
勉強時間の目安は3,000時間とされています。

仕事をしながら、そして家庭生活を大事にしながら挑戦するには、非常にハードルの高い試験であると言えましょう。

行政書士と司法書士を比較して、「何となく良さそうだから」の安易な気持ちで司法書士に挑戦しても、なかなか上手くいくものではありません。

行政書士は司法書士よりも目指しやすい

一方、行政書士であれば、難易度的にも司法書士よりは目指しやすいと言えます。
目安となる勉強時間は1,000時間と言われていますが、通信教育の活用で500時間程度の学習でも合格圏内に入ることができそうです。

また、合格率をみても、年度によってアップダウンはあるものの、概ね7%程度のラインで推移しており、司法書士よりも高めです。

もしも一から法律を勉強するのであれば、現実的に考えて、行政書士を目標とすべきケースもあるのではないでしょうか?

独立開業が目的であれば、一日も早く行政書士資格を得るべき

そもそも皆さんは、何のために資格を取得するのでしょうか?
そこを明らかにすると、行政書士と司法書士のいずれを目標とすべきかが見えてくると思います。

「自己啓発のため」や「特定の資格にこだわりがあって」という場合であれば、難易度の高い司法書士を目指すのも良いと思います。

一方で、最終目標が“独立開業”であり、行政書士であれ司法書士であれ1日も早く独り立ちしたいのであれば、難易度的に狙いやすい行政書士にターゲットを絞るべきであるとも言えるでしょう。

今一度、資格取得の“目的”に注目してみてください。

ご自身のニーズを満たす資格こそが、あなたにとっての“狙い目資格”です。